渡航時の現金とカード


1.渡航時の現金(日本円)について

  1. 中国の大学は学費、寮費を入学時に一括して現地通貨である人民元で納めなければならず、VISAなどのクレジットカード払いが出来る大学はまだ多くありません。そのため渡航時にまとまった現金を持って行く必要がありますが、下記で紹介する国際デビッドカードを活用して持参する現金をなるべく少なくする方法も検討してみましょう。(学費のみカード払いができる大学は増えてきいます)

     

  2. 日本で現地通貨を用意(両替)する場合は最小限にしましょう。特に日本の空港内にある両替所(含む銀行の出店)はレートが悪く、中国での銀行両替と比べ10%近く差が出る時があります。参考:為替レート/両替

2.現金は手荷物として機内持込!

  • 飛行機に乗る際、現金や貴重品は預け荷物の中に入れてはいけません!必ず手荷物で機内へ持ち込みましょう

     

  • 中国へ一定金額(5,000USD=550,000JPY※1ドル110円の場合)以上の日本円を持ち込む場合は、現地の空港で税関申告が必要となりますが、もしも通関職員に使用目的を聞かれたら「学費、寮費」と答えれば何ら問題はありません。中国税関申告書の記入例

     

  • 現地サポートではご利用者が現地空港到着後、ご本人が予約されたホテルへお連れします。そして翌日の朝、携帯電話の契約後に大学近くの銀行へお連れし口座開設と両替をサポートをします。学費と寮費以外の現地通貨は銀行口座に入れてしまえば、学内のATMからキャッシュカードで引き出す事が出来るので安心です。(銀行で口座開設と両替後、そのまま大学にお連れします)

3.中国で1日に両替できる上限金額

  • 中国では多くの銀行が1日に両替できる上限を5,000USD相当としています。同じ日にA銀行とB銀行に行き両替を分散しようとしても、パスポート番号で一元管理されているため合計して5,000USD相当を超える両替はできません。

     

  • 一度に両替したい金額が上記の上限額を超える場合は、宿泊ホテルでの両替を組み合わせるのも良いかもしれません。ホテルでの両替はまだ別枠のようです。

     

  • 一例として大連外国語大学に1年間留学する場合、入学に必要な一時金は次の通りです。(1元=16円で試算)
  1. 学費1年分:292,800円(18,300元)
  2. 寮費半年分(1人部屋):156,800円(9,800元)※入居時に暫定で140日分を納めます。(2人部屋は40元/日)
  3. 入学申込金などの諸費用:32,000円(2,000元)
  4. 1~3の合計=481,600円 この他に当面の生活費(食費)や携帯料金、夏休みまたは冬休みの一時帰国チケット代(未購入の方)などが必要になります。参考:大連外国語大学へ1年留学した場合の費用目安
  • 中国ではノービザや半年未満の短期留学者に対して口座開設を拒否する銀行が増えていますまとまった現金を部屋で保管するのは心配だったり、必要な都度、銀行に行き両替をするのは案外面倒です。国際デビッドカードを活用して出来るだけ現金を持たない工夫も必要です。※現地サポート一例 ⇒ 銀行口座開設

     

  • 遼寧師範大学では夏期講座参加者が銀行口座の開設が出来ない場合の対策として、学内の食堂や売店でのみ使用できる専用のカードを渡してくれます。学内にある専用の機械にカードと現金を挿入してチャージします。※中国では食堂で現金払いが出来ない大学が増えてきています。


4.国際デビッドカード

 中国 留学 中国語 大連外国語大学 遼寧師範大学 北京語言大学 上海 華東師範大学 為替レート 人民元 国際デビッドカード 三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行の国際デビッドカード
 中国 留学 中国語 大連外国語大学 遼寧師範大学 北京語言大学 上海 華東師範大学 為替レート 人民元 国際デビッドカード ジャパンネット銀行
ジャパンネット銀行の国際デビッドカード
 中国 留学 中国語 大連外国語大学 遼寧師範大学 北京語言大学 上海 華東師範大学 為替レート 人民元 国際デビッドカード 三井住友銀行
三井住友銀行の国際デビッドカード

①国際デビッドカードは海外で使える日本のキャッシュカード

  • 海外のATMで現地通貨を引き出すと、瞬時に日本の口座から日本円で引かれます。(※J‐Debitは海外で使えません。必ずVISAなどが付いた「国際デビッドカード」にする必要があります)

     

  • 既にお持ちのキャッシュカードを国際デビッドカードに切り替える事になりますが、切り替え後も日本では従来のキャッシュカードとして使う事ができます。日本のご家族がご本人(現地)へ仕送りする場合は、日本にあるご本人名義の銀行口座に入金するだけで良いため、国際送金などの必要がありません国際デビッドカードはクレジットカードではないため発行に審査はありません。最近では、国際デビッドカードを取り扱う銀行が増えてきています。

②国際デビッドカードは現地での利用時に手数料がかかります

  • クレジットカードと違い自分の口座残高から直接引かれるのだから手数料がかから無い?→ これは日本国内の話です。

     

  • 海外で国際デビッドカードを使ってATMから現地通貨を引き出すとVISAなどが独自に決める為替レートに対し3%程度手数料が加算されます。※VISAは為替レートを通常(レートの中値)より高めに設定しています。

③国際デビッドカードは1日に引き出せる現金の上限があります

  • 国際デビッドカードを持っていても一度にまとまったお金が引き出せずに入学/入寮手続きの際に慌てるケースがあります。国際デビッドカードは海外で1日に引き出しできる現金の限度額はカードを発行する銀行によって決められています。
  • 国際デビッドカードを現地で使用する予定のある方は(特に長期留学の方)入学時に支払う一時金(学費+寮費+当面の生活費など)に対して、持参する日本円と国際デビッドカードで引き出せる1日当たりの限度額との組み合わせを十分に確認して下さい。

留学サポート会社の「外貨送金サービス」は必要?

  • 留学サイトなどが宣伝している「外貨送金サービス」は渡航後直ぐに現地通貨で受け取る事は出来ないものが多く、渡航の当日や翌日に学費や寮費を支払う場合、それでは間に合いません。よって高い手数料を払ってまで「外貨送金サービス」を利用する必要はないでしょう。Money Global のようなカードは基本的に国際デビッドカードと同じ機能です。

5.国際クレジットカード

国際デビッドカードとは別に1枚持って行きましょう
  • 一例として中国ではホテルでチェックインの際にデポジット(保証金=中国語で押金)として予定宿泊費用の3倍程度を保証金として納める必要があります。デポジットはチェックアウト時に返金されますが一般的にはクレジットカードで支払います。
  • 中国はキャッシュレス化が進んでいますが、国際デビッドカードとは別に支VISAかMaster付きの国際クレジットカードがもう一枚あれば安心です。(出来れば海外旅行保険付きのカード)